Smiley face
写真・図版
三塁の守備練習に入った楽天の伊藤裕季也。遊撃の守備位置にいるのはドラフト1位新人の宗山塁

 5年ぶりに1軍の指揮を執る楽天の三木肇監督は、3年連続で4位に終わったチームを立て直すために手を打った。それは、浅村栄斗の三塁から一塁へのコンバート。昨季は14本塁打、60打点にとどまった主軸打者の守りの負担を軽くし、打力をよりいかすためだ。

 空いたホットコーナーを、プロ7年目の伊藤裕季也はベテランの鈴木大地、来日3年目のフランコらと争う。17日は沖縄県金武町での春季キャンプの全体練習後、鈴木大らと特打に励んだ。交互に打つこと1時間弱。伊藤はフォロースルーを確かめながら振り込んだ。

写真・図版
全体練習の後、特打をこなす楽天の伊藤裕季也(手前)
  • 田中将大、まだ36歳 孤独、屈辱に向き合った1年で積み重ねたもの

 定位置争いで何より求められるのは決定力。「オープン戦を通して圧倒的な結果を残した選手が勝ち取る」。後藤武敏打撃コーチはそう見守る。

 伊藤は2022年のシーズン…

共有