プロ野球・東北楽天ゴールデンイーグルスは11日、今江敏晃監督(41)との契約を解除し、来季の新監督として三木肇(はじめ)2軍監督(47)が5季ぶりに指揮を執ると発表した。
今江監督は2年契約の1年目だった今季、67勝72敗4分けで4位に終わり、事実上の解任となる。
今江監督は球団を通じて、「今年1年を全身全霊、信念を持ってぶれずにやったので悔いはありません。ただ、心残りなのは、今育ってきている若手選手を見届けることができないこととファンの皆さんに頂点の景色をお見せすることができなかったことです」との談話を出した。
三木新監督は大阪・上宮高から1995年秋のドラフト1位でヤクルトに入団し、内野手として活躍した。日本ハムに移籍した2008年限りで引退して指導者に。楽天では19年に2軍監督を務めた後、20年に1軍監督に就任したが、4位に終わり、1年で退任。21年から今季まで、楽天の2軍監督を再び務めていた。
森井誠之球団社長は「三木肇監督は、楽天イーグルスの監督として1軍、2軍合わせて6年間指揮を執ってきた経験があり、チーム全体を把握されております。今後、楽天イーグルスをより強くしていくために、適した人材であると判断しました」とコメントした。
また、渡辺直人1軍ヘッドコーチ(43)が来季、2軍監督に就任することも発表された。