高校野球の春季関東地区大会準決勝が24日、ノーブルホームスタジアム水戸(水戸市)であり、選抜大会優勝の横浜(神奈川)が専大松戸(千葉)に3―4で敗れ、昨秋から続く公式戦の連勝が「27」で止まった。専大松戸は春季千葉県大会の優勝校。
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横浜は同点とした直後の七回に右のエース織田翔希を投入したが、1死二塁から右越え二塁打を浴び、決勝点を許した。打線はタイプの異なる3右腕の継投にかわされ、八回2死満塁の好機も無得点に終わった。
今大会は主将で中軸の阿部葉太とエースの奥村頼人が万全ではなく、先発から外れていた。代打での1打席の出場にとどまった阿部葉は「(連勝は)プレッシャーにはならなかった。夏に切り替えたい」。村田浩明監督は連勝記録以上に夏の甲子園出場を重視してきたとしつつ、「負けて良い試合はない」。九回無死一塁の送りバントが併殺になった場面をポイントに挙げ、「足りないところだらけ。今までは勝って反省してきたが、この負けを自分たちのものにして成長できないと、終わる」。