自民党横浜市連大会であいさつする佐藤茂会長=2025年6月3日午後6時17分、横浜市中区、関ゆみん撮影

 自民党横浜市連が横浜市長選(7月20日告示、8月3日投開票)で独自候補の擁立を断念した。市内で3日に開かれた市連大会後に佐藤茂市連会長が報道陣の取材に応じ、明らかにした。

 自民党市連は前回市長選で分裂選挙となり、立憲民主党の推薦を受け、共産党の支援も受けた現職の山中竹春氏(52)に敗れた。このため、今回は党内が結束できる独自候補を模索したが、佐藤会長は「勝てる候補が見つからなかった。時間切れ」などと語った。

 今後は、5日に立候補表明するとみられる山中氏への対応が焦点となる。佐藤会長は「(山中氏から支援の依頼があれば)そう時間をかけないで結論を出していく」と話し、自主投票を避けるため、市連としての支援も視野に検討を進め、市議団の合意形成を図るという。

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