ANAグループの国際線ブランド「AirJapan（エアージャパン）」（千葉県成田市）は、成田―バンコク、シンガポールの2路線で、「夏の思い出を機内でキャッチ！AirJapanガチャ！」と題したイベントを、8月末までの期間限定で実施している。機内で2千円以上購入すると、ガチャによるオリジナルのカプセルトイのほか、各路線で1人ずつ計2人に1万円分のフライトバウチャー（電子クーポン）が当たる。
エアージャパンは、インバウンド（外国人旅客）などをターゲットに2024年2月に就航。シンガポールは8～9割、バンコクは7～8割の旅客がインバウンドだ。
ガチャは海外でも人気であることから、小島真理・マーケティング部部長は「お客さまと旅の思い出をつくりたいという客室乗務員の提案から動き出した」。機内の安全維持のため、テストも繰り返した。「『機内でガチャ』は他の航空会社では聞かない。当社ならでは」と胸を張る。
カプセルトイは、バンコクやシンガポールといった就航都市などをモチーフにしたフライトタグ4種類、同社の機内食や機体がデザインされたステッカー3種類。企画を担当した客室乗務員の乗附（のつけ）朋美さんは「日本ならではのガチャで、旅の思い出を」と話した。
