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六回裏にスクイズで生還した市柏の主将小川斗弥=2025年7月22日午後1時12分、ゼットエー、武田百花撮影
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(22日、第107回全国高校野球選手権千葉大会5回戦 八千代松陰8―5市柏)

 ホームベースを丁寧に手で拭いてから打席に入る。

 一回裏、先頭打者として打席に入った市柏の主将、小川斗弥(3年)は、いつものルーティンの後、初球を振り抜いた。球は左方向へ飛び、チームを勢いづけた。

 少年野球の監督から教わって始めたルーティン。「野球の神様が見ているよ」という教えを信じ、これまで続けてきた。今では当たり前になり、「ベースを拭くことで、これからいくぞ、と気合が入る」。

 人前に立つのが苦手な自分を変えるため名乗り出た主将。この日2安打の活躍でチームを率いたが、惜しくも敗退した。「たくさんの人が応援してくれて、楽しかった。野球の神様は見ていてくれた」とすがすがしい表情で話した。=ゼットエー

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