ロンドンで2025年3月2日、ウクライナ支援を協議するために集まった英仏独、カナダ、ウクライナなどの首脳ら=ロイター

 トランプ米大統領がウクライナへの軍事支援の一時停止を決めたことを受け、欧州では危機感が広がっている。支援をめぐって欧州はさらなる政策転換を迫られることになる。

  • 追い込まれたウクライナ、打開策は 生命線の米国支援「一時停止」

 フランスのアダッド欧州担当相は4日の仏公共放送で「平和をさらに遠ざけ、侵略者であるロシアの力を強めるだけだ。この戦争を終わらせたいのであれば、ウクライナではなく侵略者に圧力をかけなければならない」と批判。「欧州が自らの運命を自分で決める時だ。欧州の防衛力を強化し、できる限り有利な力関係を保てるようにウクライナの支援を続ける」と述べた。

 仏紙パリジャンによると、マクロン仏大統領は「欧州の防衛強化」を議論するためにバイル首相やバロ外相らを仏大統領府に招集した。

 欧州各国は2日にロンドンで…

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