夏本番前にもかかわらず、厳しい暑さに襲われているのは日本だけではない。フランスやスペイン、イタリアなど欧州南部では、6月20日ごろから始まった熱波が深刻化。40度を超す地域もあった。米国東部も暑さは顕著だ。温暖化の影響が指摘されており、危険な暑さが地球規模で常態化しつつある。
6月に欧米で最も厳しい暑さに見舞われたのはスペイン。同28日には、ポルトガル国境に近いエル・グラナドで最高気温が46度を記録した。スペインの気象当局によると、6月としては1965年に南部セビリアで観測した45・2度を上回る国内の最高記録だという。イタリアでは同30日、ミラノやローマなど16都市で、熱中症への最高レベルの警報が出た。
原発稼働停止や休校も
地中海沿岸の地域から始まっ…