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欧州中央銀行(ECB)に展示されているユーロマーク=2023年12月14日、ドイツ・フランクフルト、寺西和男撮影

 欧州中央銀行(ECB)は18日の理事会で、主要政策金利の据え置きを決めた。ロシアのウクライナ侵攻後に加速したインフレが落ち着いてきたため、ECBは前回6月会合で8年3カ月ぶりに利下げに転じた。ただ、賃上げによるインフレ再燃のリスクもあり、今回は追加利下げを見送り、次回の9月会合で是非を判断する。

 ECBはインフレを抑えるため一昨年7月から昨年9月にかけて主要政策金利を10会合連続で引き上げて4.50%とした後、今年6月の会合で4.25%に引き下げた。

 ユーロ圏の消費者物価の上昇…

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