人権保護などについて扱う国際機関、欧州評議会(本部・仏ストラスブール)は17日、人工知能(AI)に関する初の国際条約を採択したと発表した。9月に署名が始まり、その後各国が批准して発効する。
条約は、AIによるリスクを軽減しつつ、責任ある開発を促すことが目的。AIによって人権や民主主義が損なわれないよう、締約国が立法化などの措置を取ることを求めた。仮に人権侵害が認められた場合、使用の一時停止や禁止などの救済措置を講じる必要がある。安全保障に関わる分野については、対象からは除外された。
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