映画「国宝」(李相日監督、6月6日公開)の興行収入が100億円を超え、大ヒットとなっている。作品の世界を身近に感じようと、近畿地方のロケ地を「聖地巡礼」に訪れるファンも増え続けている。

映画「国宝」で歌舞伎座そっくりの外観が映し出された=びわ湖大津館提供

 「国宝」は朝日新聞で連載した吉田修一さんの小説が原作。任俠(にんきょう)の世界に生まれ、上方歌舞伎の名門の家に引き取られた主人公の喜久雄(吉沢亮)が俳優として人間国宝になるまでを描く。

 劇中では、歌舞伎の劇場として京都の南座や先斗町、上七軒の両歌舞練場が登場する。

 なかでも、東京・歌舞伎座そ…

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