秋山信将氏=東京都内、牧野愛博撮影
  • 写真・図版

 スウェーデンのストックホルム国際平和研究所(SIPRI)は17日に発表した年次報告書で、中国が保有する核弾頭数が昨年の410発から500発に増えたとしました。核抑止や核の軍備管理に詳しい一橋大学の秋山信将教授は「米中両国による核の軍備管理に、日本の利益を反映させる努力が必要になる」と指摘します。

 ――インド太平洋地域では、米中の「中距離ミサイルギャップ」が存在します。

 米中の戦力の非対称性を埋めるには、米国が「インド太平洋地域に配備を計画する中距離ミサイルに核を搭載するのが手っ取り早いし、わかりやすい」と言えるかもしれません。

 しかし、米国にとっては、全…

共有
Exit mobile version