不信任決議を受けた川田裕議長(右)と中谷一輝副議長(左後)=奈良県の香芝市議会

 奈良県の香芝市議会の9月定例会が2日開会し、川田裕議長と中谷一輝副議長に対する不信任決議案が可決された。

 川田議長への不信任決議案は7月にも提出されたが、この時は川田議長が賛成して起立した議員を「カウントする前に座っていた」との理由で数えずに否決を宣言し、議会運営に批判が高まっていた。

 不信任決議案はこの日、本会議で真鍋亜樹市議(無所属)が「恣意(しい)的な議会運営で、議会を混乱させた」として提案した。

 今回は、審議入りに賛成して起立した市議を川田議長も確認。自身にまつわる議題だとして、いったん議場から退出し、代わりに中谷副議長が議事を進めた。

 だが、中谷副議長が規則を理由に決議案を総務建設委員会(8人)に付託して審査するとしたため、議場からは「ここで採決しないのはおかしい」「委員会付託で押し切ろうとしている」と反発する声が相次ぎ紛糾。今度は中谷副議長への不信任決議案が真鍋市議から出た。

 最終的には、議長席に戻った…

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