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合奏する富山工吹奏楽部=2024年8月6日、富山市五福、法野朱美撮影
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 第65回北陸吹奏楽コンクール(北陸吹奏楽連盟、朝日新聞社主催)が10~12日に金沢歌劇座(金沢市)で開かれる。全国大会出場を目指し、高校A部門(大編成・55人まで)に6年ぶりに挑む、富山工吹奏楽部を訪ねた。

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 「どんな小さな音でも、ダイヤモンドみたいに輝かせて」

 大会まで1週間を切った6日。吹奏楽で使うことのない弦楽器のバイオリンを手にした顧問の夏目美絵教諭の声が飛ぶ。音楽大学でバイオリンを学んだ経歴を生かし、吹奏楽部を指導する。弦を弾いて「音の輝き」を感じ取ってもらうためだ。

 昨年までは小編成で出場したが、今年は12年ぶりに部員が50人を超えた。部員の中でも、どの部門に出るか意見が二つに分かれたが、部長の中村勇斗さん(トランペット・3年)を中心に何度も話し合った結果、部員全員で大編成に挑む「過酷な道を選んだ」と話す。

 自由曲は、ロシアの作曲家シ…

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