竹中治堅さん=東京・六本木、池田伸壹撮影

 自民党の新総裁選出後に退陣する岸田文雄首相。この政権は3年間でどんな政策課題に取り組み、何を積み残したのか。政治学者の竹中治堅さんに聞きました。

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 長期政権とはいえませんが、岸田文雄政権は自民党総裁の任期を全うした中期政権といえます。かつてないほどの不祥事に見舞われ続け、内閣支持率は低迷しました。一方、政策では一定の実績を残したことは評価しなければならないと思います。

 何よりも歴代内閣が実現でき…

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