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西武鉄道飯能駅前の都市計画道路「久下六道線」。中心市街地の約380メートル区間で拡幅計画が進んでいる。国道299号と重複するが、歩道の幅はほとんどない=2025年6月19日、埼玉県飯能市、米沢信義撮影

 埼玉県飯能市長選は13日告示される。立候補を表明しているのはいずれも無所属で、再選をめざす現職の新井重治氏(72)、前職の大久保勝氏(72)、新顔で前市議の野田直人氏(68)、新顔で前市議の野口和彦氏(50)、新顔で元介護職員の南俊輔氏(40)の5人。参院選と同じ20日に投開票される。2日現在の有権者数は6万6731人。

 選挙戦は、財政難やまちづくりを巡る論戦になりそうだ。

 市は2月、2025年度の一般会計当初予算編成で、前年度より40億円を上回る予算要求があり、財政が危機的だとして緊急財政対策を行うと発表。貯金にあたる財政調整基金の残高が、25年度末で約4億円にまで減る見通しで、これを26年度末までに約20億円に増やすことを目標に、人件費の抑制、事業見直しなどの歳出カットに取り組んでいる。

中心市街地の道路、どうするか

 財政難のなか、争点となりそ…

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