除雪された乗鞍スカイラインを進むバス=2025年5月15日、岐阜県高山市、荻野好弘撮影

 北アルプス・乗鞍岳の山岳観光道路「乗鞍スカイライン」(岐阜県高山市、14・4キロ)が15日、冬季閉鎖を終えて開通した。観光客を乗せたシャトルバスが雪の壁を抜けながら、つづら折りの道を畳平(標高2702メートル)へと上った。

 路面崩落から昨夏に仮復旧。通常の5月開通は3年ぶりになる。

 この日朝、ふもとにある「ほおのき平バスターミナル」からシャトルバスが出発。畳平に着いた人たちは次々と登山に向かった。山開きの式典があり、行政や観光関係者が今季の安全を願った。

 飛驒乗鞍観光協会の宮前勝会長(56)は「環境に配慮しながら乗鞍の魅力を発信し、日本一の山岳観光を目指したい」と話した。今季は10万人の人出を見込む。

 通行は10月末まで。マイカー規制があり、畳平までシャトルバスやタクシーを利用する。自転車も通行できる。

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