岡山市で西田真愛(まお)ちゃん(死亡当時6歳)が虐待を受けて死亡した事件で、逮捕監禁致死と強要の罪に問われた母親の西田彩被告(36)の裁判員裁判の第6回公判が28日、岡山地裁であり、弁護側の依頼で西田被告を診察した精神科医の証人尋問があった。
被告と、元交際相手の船橋誠二受刑者(41)=逮捕監禁致死などの罪で懲役14年が確定=との関係について、精神科医は「別れるのは難しかった可能性があり、支配を受け入れるしかなかった」などと見解を示した。
起訴状によると、西田被告は船橋受刑者と共謀して2021年9月10~25日、自宅で真愛ちゃんを椅子の上に置いた鍋の中に長時間たたせ、指を口に押し込ませるといった暴行を加えて嘔吐(おうと)などを繰り返し強要。同25日には、真愛ちゃんに布団を巻き付けて約1時間半放置し、翌22年1月12日に低酸素脳症で死亡させたとされる。
この日の公判では、事件後の…