19日に始まった米民主党全国大会は、バイデン大統領(81)の後継候補となったハリス副大統領(59)を支持する熱気に満ちた。ただ、ハリス氏も一翼を担うバイデン政権の政策で、党内にも疑問の声が根強いのが中東外交だ。会場周辺では親パレスチナの抗議デモが起きていたが、党大会では異論は包み隠され、結束の演出が徹底された。
「意味ある行動ない」「なぜ武器送る」
デモに参加した建設業のジョン・ホプキンズさん(33)は、4年前に投票したバイデン氏への失望を隠さない。「(イスラエルの)ネタニヤフ首相を停戦せざるをえない状況に追い込むとか、巨額の兵器提供をやめるとか、できることはもっとあったのに。戦争に歯止めをかけるために、意味のある直接的な行動は何一つ起こさなかった」
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「結局のところ、どちらの党…