11月の米大統領選に向け、バイデン大統領（81）に撤退を促す民主党内の動きが一気に表面化してきた。上院民主党トップのシューマー院内総務と下院民主党トップのジェフリーズ院内総務がそれぞれ、バイデン氏に選挙戦から身を引くよう促したと複数の米メディアが報じた。
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党指導部が水面下で異例の進言をしていたことは、党内にバイデン氏への懐疑論が極めて強いことを示すものだ。CNNは、ペロシ元下院議長もバイデン氏に懸念を伝えたと報じた。頑として撤退を否定するバイデン氏との間で緊張が高まっている。
ABCニュースによると、党内の重鎮であるシューマー氏は13日にバイデン氏と一対一で会談し、大統領選から撤退した方が良いと進言したという。また下院民主党を率いるジェフリーズ氏は11日にバイデン氏と会って同様に撤退を促したという。
大統領選だけでなく、上下院議員選挙への危機感も
米紙ワシントン・ポストはこ…
