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 有明海に生息するムツゴロウが「求愛ジャンプ」の季節を迎えている。

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口を大きく開けて威嚇しあうムツゴロウ=2025年6月5日午前11時34分、佐賀県小城市、日吉健吾撮影

 佐賀県小城市芦刈町の六角川河口では、引き潮で現れた干潟で、繁殖期を迎えた雄のムツゴロウが、口を大きく開いて威嚇をしたり、雌にアピールするジャンプを繰り返したりしていた。

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干潟でジャンプするムツゴロウ=2025年6月5日午後0時7分、佐賀県小城市、日吉健吾撮影

 ムツゴロウは、有明海や八代海の干潟に生息するハゼ科の魚で、体長15~20センチの水陸両生魚。市商工観光課によると、7月ごろまで「求愛ジャンプ」が見られるという。

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干潟でジャンプするムツゴロウ=2025年6月5日午後0時1分、佐賀県小城市、日吉健吾撮影

 国際自然保護連合(IUCN、本部スイス)は今年3月、絶滅の恐れがある野生生物をまとめたレッドリストの最新版を公表し、ムツゴロウが初めて掲載された。絶滅危惧種として3番目に深刻な「危急(VU)」と評価されている。

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干潟でジャンプするムツゴロウ=2025年6月5日午前10時24分、佐賀県小城市、日吉健吾撮影
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口を大きく開けて威嚇しあうムツゴロウ=2025年6月5日午前11時4分、佐賀県小城市、日吉健吾撮影
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干潟でジャンプするムツゴロウ=2025年6月5日午後0時7分、佐賀県小城市、日吉健吾撮影
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威嚇しあうムツゴロウ=2025年6月5日午後0時7分、佐賀県小城市、日吉健吾撮影
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潮が引いた干潟ではムツゴロウやカニが観察できる=2025年6月5日午後0時7分、佐賀県小城市、日吉健吾撮影

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