彦山川に入った山笠のまわりで水を掛け合う男衆=2024年5月18日、福岡県田川市、山本壮一郎撮影 福岡県筑豊地方に初夏の訪れを告げる「風治(ふうじ)八幡宮 川渡り神幸(じんこう)祭」が18日、田川市の彦山川周辺で始まった。 風治八幡宮を出発した金色のみこし2基を先頭に、色鮮やかな飾りを施した幟(のぼり)山笠11基が勇壮に川を渡った。 川の中で腰まで水につかった男衆は高さ約12メートル、重さ約3トンの山笠を激しく揺さぶる「がぶり」を披露。水しぶきと気勢をあげた。 疫病平癒を願い、約470年前に始まったと伝わる神事。19日には川を渡って八幡宮に戻る「お上り」が行われる。(山本壮一郎)