鹿児島市街地と桜島を航路で結ぶ桜島フェリーの利用促進につなげるため、鹿児島市は、フェリーの情報をSNSで発信する「インフルエンサー」の募集に乗り出す。8~11月の4カ月間に3回以上、PR投稿してもらう。
応募資格は高校生以上で、桜島フェリーが好きな人。インスタグラムかX、フェイスブック、TikTokのいずれかで、フォロワーが1人以上いることが条件。
桜島フェリー自体、インスタグラムとフェイスブックは約6千人、Xは約4千人のフォロワーがいる。最近でも、桜島の活発な噴火のなか、運航している様子などを発信している。
募集について、市船舶局の担当者は「どれぐらいあるかわからず、フェリーに関心を持つ層の裾野を広げたいと考えた」と説明する。
募集期間は6月1日から30日まで。定員は10人。応募が定員を上回ると選考がある。年代や居住地などに加え、フォロワー数も考慮する。反応や効果を分析して、次年度の発信につなげる方針。
桜島フェリーは高速道路延伸などの影響で利用が低迷し、2015年度から赤字が続いている。10月からは深夜帯の運航を停止することにしている。