高いテナント料を理由に閉店した「宮城ふるさとプラザ」の旧店舗=昨年2月、東京都豊島区東池袋1丁目

 東京・日本橋茅場町で特産品を販売する宮城県のアンテナショップ「宮城ふるさとプラザ」が8月、東京・有楽町の東京交通会館地下1階に移転し、新店舗としてオープンすることが決まった。ショップを運営する公益社団法人宮城県物産振興協会が19日発表した。

  • サンドウィッチマンも惜しんだ閉店

 発表によると、特産品や地酒の物販のほか、宮城の味を楽しめるテイクアウトコーナーや、生産者が直接販売できるイベントスペースも併設する予定。

 ふるさとプラザは、県が協会に運営を委託する形で、2005年7月に東京・池袋の路面に開店した。その後、高額なテナント料を理由に県は運営から撤退し、昨年12月に閉店。存続を望む声を受け、店舗の独自設置をめざした協会は、11~12月にクラウドファンディングを実施し、1227人から2823万円を集めた。今年1月には東京・日本橋茅場町で「仮設店舗」として開店。新たなテナントを探しながら、営業を続けていた。

「池袋よりは…」

 新店舗が入る交通会館は、J…

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