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 第72回春季東北地区高校野球秋田県大会は25日、秋田市のさきがけ八橋球場で準決勝があり、決勝は3年連続で明桜と秋田商の対戦となった。2校は東北地区大会(6月、宮城県)出場を決めた。

 明桜は四回に3点を奪ったあと、五回からエース加藤投手に替えて松橋投手を投入し、秋田南を零封した。秋田商は五回、6長短打を集めて5点を挙げ、横手清陵のエース藤井投手を攻略。計21安打で8回コールド勝ちした。

 さきがけ八橋球場で27日に行われる決勝は、午後に天候不良が予想されるため、開始を午前9時に早めた。(隈部康弘)

 (25日、第72回春季東北地区高校野球秋田県大会準決勝 明桜6―0秋田南)

 明桜の左腕、松橋投手は「リリーフの方が先発より気持ちが入ります」。これまで3試合とも救援で好投。この日も五回からの登板で難所は六回の1死満塁だけ。あとの回は三者凡退に取って被安打1、7奪三振という内容だった。167センチとチームでは小柄な背番号11。勢いよく直球を投げ込んで小気味いい。「直球はもっといけます」と、2年連続の優勝に向けて威勢がよかった。

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 (25日、第72回春季東北地区高校野球秋田県大会準決勝 秋田商11―2横手清陵=8回コールド)

 秋田商の9番打者、阿部選手が4安打。二回の先制右前安打などで2打点を挙げたが、会心だったのは八回の送りバントだという。「自分は、決めるんじゃなくて、上位につなぐのが役割だから」。1ボール後の2球目を転がし、追加点を引き出した。昨年、春夏の決勝で敗れている明桜との決戦を前にしても「無我夢中になりすぎてもよくない」と地に足がついている。(隈部康弘)

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