自民党の河野太郎前デジタル相（62）は19日、党総裁選（22日告示、10月4日投開票）に立候補せず、小泉進次郎農林水産相（44）を支援する意向を明らかにした。東京都内で記者団に「衆参で過半数割れになり、解党的出直しができるのは小泉さんが最もふさわしい。仲間のみんなで応援しようと思う」と述べた。
河野氏は「難しい場面で火中の栗を自ら拾いに行った胆力がある」と小泉氏を評価し、「難しい状況で、自民党をまとめて引っ張っていける」と支持する理由を説明した。
河野氏は過去3回、総裁選に立候補。2021年の総裁選では知名度の高い小泉氏と石破茂首相から支援を受け、「小石河連合」と呼ばれたが、上位2人の決選投票で岸田文雄前首相に敗れた。昨年は9人の候補中、8位に終わった。
小泉氏は19日午前の閣議後の記者会見で、「改革指向を持つ同志として様々な政策をともに進めてきた、政治の世界の先輩だ。大変心強く思っている」と述べた。
