Smiley face
写真・図版
法政大の土山希美枝教授=本人提供

 都道府県議会の傍聴ルールの指標となる「標準規則」が、半世紀ぶりに大幅改正された。地方自治に詳しい法政大法学部の土山希美枝教授に、どんな意義があるのかや、議会との向き合い方などを聞いた。

  • 傍聴中もスマホで検索OKに 「開かれた議会」へ、規則の改正相次ぐ

――改正の意義は

 全国都道府県議会議長会の標準規則が改正されれば、「我々も対応していかなければ」と、各都道府県議会でも規則を検討する動きが出るでしょう。地域の人が「どうしてうちの規則は標準規則と違うのか」と声をあげてくれる可能性もあります。

 今回、スマートフォンを使えるようになり、傍聴しながら議事録や資料を調べたり、議員のことを検索したりできるようになりました。乳幼児や児童の傍聴も可能になり、親が子どもと一緒に現地で傍聴することもできます。より多くの人が傍聴しやすくなる、時代に対応したアップデートだと思います。

記事後半では議会傍聴の重要性や、議会のあり方についてもうかがいました。

――録音や録画を禁止していない議会もある

 最近のスマートフォンには…

共有