7月に開幕するパリ五輪でカヌー・スラロームの日本代表に内定した田中雄己選手(22)=駿河台大=は、岐阜県中津川市育ち。「波を感じる能力がずば抜けている」とも評される若手のホープは中学、高校時代と練習場所が少ない地元で、市民プールを使って世界に通用する力を磨いてきた。
「目標はもちろんメダル獲得。パリ五輪のコースに2回行ったが、自分の感触としてはこぎやすかった。期待していてください」
今月11日、中津川市役所を表敬訪問した田中選手は、初出場となる五輪に向けて力強く語った。
特に楽しみにしているのが「観客席」だという。
フランスは、カヌーが盛んで…