第107回全国高校野球選手権三重大会(朝日新聞社、三重県高校野球連盟主催)の組み合わせ抽選会が17日、津市内であり、参加59チームの対戦相手が決まった。
昨夏代表の菰野は2回戦から登場し、白子―高田の勝者と対戦する。春季県大会優勝の津田学園は白山―尾鷲の勝者と初戦で顔を合わせる。白山はドラマ「下剋上球児」のモデルとして知られ、2018年夏に三重代表として全国選手権大会に出場した。
大会は7月4日に四日市ドーム(四日市市)で開会式があり、試合は5日から始まる。日程が順調に進めば26日に決勝がある。
三重大会の展望(前年優勝校 菰野 前年参加チーム数60)
春の東海大会準優勝の津田学園と昨夏代表の菰野。注目左腕を擁する両校が軸になりそうだが、ともに2番手以降の投手に課題を残す。東海大会優勝の三重は、上位打線が好調だ。
津田学園は左腕の桑山晄太朗が急成長し、球速は昨秋から7キロ増して149キロに。戸田直光監督が復帰した菰野も、左腕栄田人逢の投球術が健在で、昨夏のレギュラーがそのまま残る。
三重は東海大会決勝で桑山以外の投手から計19安打を放ち、津田学園に県大会決勝で敗れた雪辱を果たした。昨秋の県大会優勝の海星は、捕手で4番の水谷宗太を中心に古豪復活をめざす。昨春の選抜大会の中心打者が残る宇治山田商も、優勝争いに絡みそうだ。