日本人にとって定番の時代劇といえば、「忠臣蔵」。江戸時代、ときは元禄15年12月14日、大石内蔵助率いる赤穂浪士47人が吉良上野介の屋敷に討ち入りました。主君の恨みを見事に晴らした「武士のかがみ」としてもてはやされ、人形浄瑠璃や歌舞伎で「仮名手本忠臣蔵」として上演されて人気を博すなど、後世までさまざまな影響を与え続けている歴史上の大事件です。
300年以上経た今年も12月14日がやってきます。私はこの時期に上京すると、彼らが主君の浅野内匠頭とともに葬られている泉岳寺に立ち寄ります。
大石らがあだ討ちを成し遂げ…