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全国高校選手権大会の団体戦で競い合う高校生ら=大津市神宮町

 ちはやぶる 神代もきかず 竜田川 からくれなゐに 水くくるとは

 和歌や百人一首に興味を持っていない方であっても、解釈はいざ知らず、この歌自体は知っている、というほどなじみのあるものです。私もその一人。そんな私に「競技かるた」が知力や戦略性だけでなく、気力や体力が勝負を分けると知らしめたのは映画「ちはやふる」。その中で描かれ、一躍注目を浴びた「小倉百人一首競技かるた全国高校選手権大会」が今年で46回目を迎え、7月19~21日に開催されます。

 一般社団法人全日本かるた協会のホームページによると、当初の1979年の参加校は全国で8校。今では約400校が参加し、47都道府県から代表校が選ばれるほどになっています。

 競技かるたに青春をかける高校生にとっての聖地は、滋賀県大津市の近江神宮にある近江勧学館です。なぜここなのでしょう?

 実は近江神宮の創建は194…

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