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演芸を楽しむ高齢者ら=2019年9月16日、秋田市土崎港西5丁目

 9月の第3月曜日は、国民の祝日のひとつ「敬老の日」。今年は16日の月曜日です。2002年までは9月15日に固定されていましたから、私と同じように20年以上経ってもいわゆる「ハッピーマンデー制度」に違和感が残る人も多いはず。

 この「敬老の日」、もともと兵庫県のある村での「としよりの日」の催しがはじまりといわれています。9月15日だったのは夏場のたいへんな農作業が一段落ついた農閑期にあたることも理由だといわれると納得します。この動きを受けて1950年に兵庫県が「としよりの日」を制定。その16年後にようやく祝日法が改正されて「敬老の日」が国民の祝日になったのです。

 制定当時は65歳以上の高齢者は日本人10人のうち1人に満たない状況だったのが、現在では3人を占め、今世紀の中ごろには、4人ほどの割合にまで上昇するといわれています。国際連合などの基準では65歳以上が人口に占める状況を、7%以上は「高齢化社会」、14%以上は「高齢社会」、21%以上の状況を「超高齢社会」と3段階に分類します。日本はその倍の割合に迫っていこうとしています。

 これが日本の針路を選ぶ選挙…

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