原子力規制委員会は18日、中部電力浜岡原発1、2号機(静岡県)の廃炉に向けた原子炉本体の解体計画を認可した。国内の商業炉では、初めて原子炉本体の解体が始まることになる。
浜岡原発1号機(出力54万キロワット)は1976年、2号機(出力84万キロワット)は78年にそれぞれ運転を開始。ともに2009年1月に運転を終え、現在は廃炉作業が続いている。3号機(出力110万キロワット)と4号機(出力113.7万キロワット)は再稼働に向けた規制委の審査中だ。
廃炉作業は、①施設内の汚染状況の調査や除染、使用済み燃料の搬出②周辺設備などの解体③原子炉などの解体④建屋などの解体、の4段階の工程に分かれる。第2段階では、原子炉格納容器の下部にあるドーナツ状の「圧力抑制室」といった汚染の少ない周辺設備の解体が進められていた。
中部電は、今月25日から第…