優勝し、マウンドに集まって喜ぶ花咲徳栄の選手たち=2024年7月28日午後1時42分、県営大宮、浅田朋範撮影

 第107回全国高校野球選手権埼玉大会(埼玉県高野連、朝日新聞社主催)の出場153校139チームの組み合わせが決まった。

 7月9日の開幕試合は本庄と浦和東が対戦する。決勝は27日の予定。3回戦から5回戦の球場や試合時間は、2回戦終了後に決まる。

開幕試合は本庄―浦和東

 開幕試合の本庄の今井塁主将(3年)は、「一番に戦うので注目してもらえる」と喜んだ。春大会では初戦敗退。悔しかった。夏に向けてチーム全員の気持ちを変えるため、グラウンド整備から改めた。

 「いちっ」と主将が声を上げると、他のみんなも合わせて声を出す。チームの雰囲気が良くなり、自発的に朝練をする部員が増えた。「この大会にかける思いは大きい。絶対に勝ち抜く」

 対する浦和東の選手は全員で13人。秋と春は初戦を突破した。本多凌羽主将(3年)は「人数は少ないけれど、最後の最後まで熱い試合をしたい」。夏も勝利を目指す。

開幕試合で対戦する本庄・今井塁主将(左)と浦和東・本多凌羽主将(右)=2025年6月18日午後1時35分、さいたま市大宮区、折井茉瑚撮影

叡明、花咲徳栄、昌平などの有力校は?

浦和学院を筆頭に有力校がひしめく埼玉大会。みどころをブロックごとに解説する。

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