浪曲三味線の名手として知られた曲師の沢村豊子(さわむら・とよこ、本名七澤豊子〈ななさわ・とよこ〉)さんが18日、敗血症で死去した。88歳だった。通夜は24日午後6時、葬儀は25日午前11時から茨城県古河市三杉町1の7の23のさがみ典礼古河三杉ホールで。喪主は長女七澤弘子さん。

 福岡県に生まれ、巡業中の浪曲師・佃雪舟に連れられ10代で上京。曲師の山本艶子に師事した。後に国友忠の相三味線となり、ラジオでも活躍。近年では玉川奈々福ら多くの浪曲師を演奏で支えた。2021年に松尾芸能賞功労賞。

共有
Exit mobile version