立憲民主党の代表選(23日投開票)で、「地方票」の争奪戦が熱を帯びている。国会議員の6割が4陣営のいずれかの推薦人に名を連ね、国会議員票の伸びしろが少ない中、投票結果の半数を握る地方議員・党員の支持動向が勝敗に大きく影響する可能性があるためだ。
「賃上げの効果は地域経済の活性化に大きいと思っています!」
枝野幸男前代表(60)は自身のX(旧ツイッター)に投稿した政策解説の動画でこう強調した。候補者4人の中で最多の約18万人のフォロワーの拡散力が武器だ。都内で動画撮影のスタジオを借り、13日夜も高松市の宿泊先からネット番組を生配信した。
これまで北海道・奥尻島や福岡市、宮崎市で集会を開き、「地上戦」にも余念はない。陣営幹部は「とにかく地方票の重要性が高まる」と解説する。
こうした活動に力を入れるのは他の候補も同じだ。SNSや人脈を駆使したり、地方重視の政策をアピールしたり。その理由は、代表選の仕組みにある。
計740ポイントを候補者が…