海星―壱岐 五回表、逆転の2点適時打を放つ海星の小林=県営

 第155回九州地区高校野球長崎県大会の決勝が14日、長崎市の県営野球場であった。海星が、離島の高校として初めて決勝に進出した壱岐を6―4で破り、6季ぶり33回目の優勝を決めた。2校は26日から大分県で開催される九州大会に出場する。3位決定戦は波佐見が大崎を破った。

 海星が1点差を追う五回表2死二、三塁の場面、3番打者の小林幹裕選手(1年)が逆転の2点適時打を放った。

 まっすぐを狙っていたが、スライダーを拾った。右翼へ飛ぶ打球を見ながら走り、「足が速い走者なので逆転できたな。流れが来る」と思ったという。九州大会では「上のレベルの選手が多いので食らいついていきたい」と話す。

 浜部大間主将(2年)は「九州大会には反省点をつぶして臨み、上位をめざす」と話した。

 長崎県の離島の学校として、初の九州大会出場を決めた壱岐の浦上脩吾主将(2年)は「優勝まであと一歩で悔しい。次の舞台で頑張る」と話した。(天野光一)

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