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物価

 総務省が19日発表した6月の消費者物価指数(2020年=100)は、値動きの大きい生鮮食品をのぞいた総合指数が107.8となり、前年同月より2.6%上がった。上昇は34カ月連続で、伸び率は2カ月続けて前月より拡大した。

 値上がりが目立つのは、政府による補助が縮小された電気・ガス代だ。伸び率は電気代が13.4%で、都市ガス代が3.7%。電気代は前月も再生可能エネルギー発電促進賦課金の上乗せ額が増えた影響で15%近く上昇しており、2カ月続けて大幅な値上がりとなった。

 電気・ガス代への補助がなくなる7月(6月使用分)は、さらに値上がりする可能性がある。政府は「酷暑乗り切り緊急支援」として、8~10月使用分については補助を復活する予定だ。

 6月はほかにホテルなどの宿泊料も19.9%上がり、物価全体を押し上げる要因となった。

 一方、6月の生鮮食品もふく…

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