福島県

 福島県平田村は21日、村消防団の男性副分団長(45)が男性班長に暴行して大けがをさせたとして、同日付で懲戒免職処分になったと発表した。副分団長は村の聞き取りに暴行を認め、「どのくらい殴ったか覚えていない。申し訳ないことをした」などと話しているという。

 消防団の設置者である村によると、副分団長は13日正午ごろ、班長を屯所に呼び出し、訓練など活動の事前連絡を班員に伝えるのが遅いなどとして、顔を拳で殴ったり、脚を安全靴で蹴ったりして、班長に目の奥の骨折や視力悪化、あばら骨のひび、脚の打撲などのけがを負わせた。班長から相談を受けた県警石川署が119番通報。同日夕、須賀川地方広域消防組合平田分署から村に「消防団員の救急搬送があった」と連絡が入ったという。

 村消防団は4個分団の下に計19個班あり、計約200人。副分団長は自営業者、班長は会社員という。

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