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1970年開業当時のトンネル(奥)と、延伸後の接続部分(手前)を見る参加者たち=2025年5月16日午前1時0分、大阪府豊中市、水野義則撮影
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 深夜に鉄道のトンネルを歩く「ミッドナイトトンネルツアー」が16日未明、大阪府豊中市の北大阪急行電鉄(北急)の千里中央駅北側で催された。終電後、参加者らは普段は入れない場所で線路や信号機を間近に見て楽しんだ。

 1970年の大阪万博を機に開業した北急と、千里中央駅近くで同じ年にオープンした千里阪急ホテルによるコラボレーションイベント。55年ぶりの大阪開催となる万博を盛り上げようと企画された。

 記念グッズや千里阪急ホテルの宿泊、食事などがセットの1日限りのプランで2万6千円(宿泊税別)。先着30人の予約は、受け付け開始から約20分で完売したという。

 千里中央駅の北側は、約75メートル離れたところまで開業時にできたトンネルが続き、その先は昨年3月の延伸の際に造られたトンネルとなっている。

 参加者たちは駅のホームから線路上に降りて歩き、二つのトンネルの接続部や信号機などについて北急社員の説明に耳を傾けながら、約200メートル先までのツアーを約1時間かけて堪能した。

 夫婦で参加した大阪府高槻市の男性(65)は「55年前の大阪万博に行ったことを懐かしく思い出した」と目を細めた。

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