自民党の小林鷹之前経済安全保障相(49)=二階派=は19日、国会内で会見を開き、9月の総裁選に立候補する意向を正式に表明した。出馬会見は小林氏が初めて。派閥の裏金事件を謝罪し、政治改革への意欲を示したが、早くも組織的関与が発覚した安倍派の役職起用を求めるなど、政治改革の訴えがどこまで実効性を伴うか問われる。
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小林氏は冒頭、「自民党は生まれ変われることを証明したい。『脱派閥選挙』を総裁選で徹底する」と語り、派閥から距離を置く姿勢を強調。ただ、会見に同席した少なくとも衆参議員24人のうち、安倍派が最多の11人で、うち7人が裏金作りに関与した議員だった。
質疑で、裏金事件の実態解明…