次の首相を選ぶ自民党総裁選が12日、告示された。裏金事件を受けて「派閥解消」が表明された後、初めての総裁選。自民党は変われるのか。
今回の総裁選には、過去最多の9人が立候補した。
岡山大の朴志善(パク・ジソン)准教授(政党政治)は「40代の小林鷹之氏と小泉進次郎氏も含め、9人も出られたのは、従来の派閥の力学では説明できないこと。自民党にとって歴史的な分岐点になりうる」と話す。
朴准教授によると、総裁選は派閥の力が最も発揮されてきた場面の一つだった。決選投票で国会議員の票が勝敗を分けるなど、「数の力」が必要になるためだ。
派閥による裏金事件の発覚を受け、麻生派を除く5派閥は解散を表明した。ただ、岸田派と森山派以外は政治団体を解散していない。
自民党の政治は変わるのか。
「国会議員票で結果が勝敗を…