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愛知県警の鑑識課員に教わりながら容疑者の足跡の採取を体験する「APアカデミア」の参加者ら=2025年2月22日、名古屋市中区、高橋俊成撮影
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 愛知県警は今春の2025年度第1回警察官採用試験から、受験の上限年齢を35歳に引き上げた。SNSでも警察官の日常などを発信し、若い世代への訴求も図る。背景には少子化などによる採用倍率低下への危機感がある。県警は捜査体験イベントなども開催。警察の仕事をより身近に感じてもらうことで、人材確保に取り組んでいる。

浮かび上がった足跡

 「何を盗まれましたか」「犯人はどんな服装でしたか」。学生らが刑事さながら被害者役から聞き取り、メモにペンを走らせる。

 2月22日、県警本部(名古屋市中区)であった「APアカデミア 刑事部ゼミ」に高校生や大学生ら約30人が参加した。刑事の捜査体験を通じて県警の仕事に興味を持ってもらおうと、県警警務課採用センターが企画した。

 参加者はグループに分かれ…

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