七五三の準備では、神社の婦人会員らが紅白の千歳あめやお守りを袋詰めした=2025年9月16日午後、神戸市中央区の湊川神社、岡田健撮影

 南北朝時代の武将、楠木正成をまつる湊川神社(神戸市中央区)で、子どもの健やかな成長を願う七五三の準備が早くも始まっている。11月が主流だった七五三も、近年は参拝時期の分散化が進んでいるという。

 神社によると、かつて七五三参りは11月中旬の土日祝日に集中していた。ところが、コロナ禍で参拝時期の分散を呼びかけたことをきっかけに、ここ数年は9月になるとお参りする人が増え、参拝は12月まで続く傾向があるという。

 そのため、七五三には欠かせない千歳(ちとせ)あめの袋詰めも、時期を早めてきた。今年は9月16日にあり、神社の職員や婦人会員ら約40人が、紅白の千歳あめやお守りの詰め合わせを5千袋作った。婦人会の岡田勢津子会長(74)は「明るく元気に育ってほしいという願いを込めて、袋詰めしました」と話した。

共有
Exit mobile version