北九州市小倉南区の市立高蔵小学校のプール授業後、児童計25人が救急搬送された件について、市教育委員会は27日、児童が湿疹やしびれを訴えた手の症状は、プールサイドで手をついた際の圧迫痕の可能性があると発表した。
市教委によると、プールサイドにはプラスチックタイルが貼られており、児童が手をついた場合、手のひらなどに赤い圧迫痕が残る可能性があるという。市教委は当日の状況を学校から詳しく聞くとともに、腹痛を訴えた児童がいたことも含めて医師らから見解を聞くとしている。プール周辺では有害な樹木や虫は確認されなかったという。
ほかの市立小・中・特別支援学校で水質検査で安全が確認された学校は30日から順次、水泳授業を再開する。