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近江を破り、喜ぶ滋賀学園の選手ら=2025年5月10日午後3時51分、皇子山、仲程雄平撮影
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 春季近畿地区高校野球県大会(県高校野球連盟主催、朝日新聞社後援)は10日、大津市のマイネットスタジアム皇子山で決勝があり、滋賀学園が近江を8―0で破り、2年連続2回目の優勝を果たした。3位決定戦は、綾羽が彦根総合に3―0で勝った。滋賀学園は、24日からさとやくスタジアム(奈良県)で始まる近畿大会に出場する。

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 滋賀学園のエース長崎蓮汰投手(3年)が近江との決勝で先発し、投打で活躍した。

 長身から投げ下ろす直球が持ち味だが、この日は二回からリズムを崩した。そんな状態でも緩い変化球を織り交ぜ、打たせて取った。味方の好守にも助けられ、7回を投げて無失点に抑えた。

 打席では、二回2死二塁で先制の適時打。後続がつながり、この回だけで計6得点し主導権を握った。五回には追加点を奪う三塁打を放った。

 山口達也監督は、長崎投手の活躍を「よくやってくれた。上出来です」とたたえた。長崎投手は「『絶対に崩れない。自分が柱』という気持ちでやりたい」と近畿大会や夏を見据えた。

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