第53回富山県吹奏楽コンクール(富山県学校吹奏楽連盟、朝日新聞社主催)が19日、魚津市の新川文化ホールで開幕した。
初日は小学生部門に7団体、中学生B部門(前半)に22校の計29団体が出場し、小学生部門の県代表には滑川市立寺家小、南砺市立福野小・なんとジュニアウインドアンサンブル、富山プレジールジュニアウインドオーケストラ、野村小・ジュニアウインドオーケストラ高岡、砺波市立出町小、富山大付属小の6団体、中学生B部門では滑川市立滑川中、射水市立小杉中の2校が選ばれた。
20日は中学生B部門(後半)と大学部門がある。中学生B部門には合同バンドを含む23団体が出場し、2団体が選ばれるほか、前後半の中からさらに2団体を代表に選ぶ。
各部門の県代表は8月に金沢市である北陸吹奏楽コンクールに出場する。
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昨年4月に発足し、小学生部門に初出場した富山プレジールジュニアウインドオーケストラは「さくらのうた」(福田洋介作曲)を演奏。沢崎瑛輔さん(トランペット・小学6年)は「みんなで作る和音をよく聞いて、楽しく演奏できた」と話し、指揮の長谷部誠さんは「今出せる精いっぱいの演奏ができました」と語った。
中学生部門で代表に選ばれた滑川中の稲垣伝太部長(打楽器・3年)は「頼らない、甘えない、逃げない、隠れないをモットーに一人一人の自主性を磨いてきた。がんばりの結晶が今日の結果」。射水市立小杉中の分家結子部長(フルート・3年)は「まだまだハーモニーやリズムに甘さがある。百発百中を目指してがんばりたい」と話した。
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19日の結果(演奏順、◎は県代表)
【小学生】
▽金賞=◎寺家、◎福野・なんとジュニア、◎富山プレジールジュニア、◎野村・ジュニアウインド、◎出町、田中、◎富山大付
【中学生B〈前半〉】
▽金賞=射北、戸出、岩瀬、芝園、◎滑川、◎小杉、小杉南、般若
▽銀賞=富山西部、中田、井波、牧野、吉江、和合、福岡、城山、早月、南星、城端
▽銅賞=津沢、石動、上市