火災で焼けた埼玉県白岡市役所の1階。税務課のあった場所に設置された消火栓の扉が焼け焦げていた=2025年5月11日午後1時35分、埼玉県白岡市、宮島昌英撮影

 6日夜に火災があった埼玉県の白岡市役所について、藤井栄一郎市長が23日、「大規模改修を行う初年度だった。もしかしたら建て替えが必要かもしれない」と述べた。

 深谷市で開かれた、県内の市長らが集まる会議で発言した。市によると、築33年の庁舎は一度も改修がされておらず、今後5年かけて改修する予定で、火災の約1週間後に入札をするはずだった。改修ではエレベーターや水道管が対象になっていた。

 市は庁舎の調査に1、2カ月、修繕にはさらに約3年、建て替えの場合はそれ以上かかるとする。復旧までの間、仮設庁舎の建設や閉校になった小学校の活用などで対応し、費用は市債や国の特別交付税、火災保険金でまかなうとしている。

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