鹿児島県の桜島を定点観測する気象庁のカメラが19日深夜、強い光を捉えた。周辺では空気の振動(空振)や音も観測された。鹿児島地方気象台は一時、桜島の爆発的噴火を疑い解析を進めたが、不自然な点が多く無関係と判断。流星の一種である火球の可能性を疑っている。
気象台の観測の担当者によると、19日午後11時8分ごろ、桜島を観測する七つのカメラ映像が真っ白になった。その間、1秒ほど。「あまりに強い光がカメラに向けられ、何も見えない状態になった」という。
その8分後の午後11時16分ごろ、桜島の南東に設置された空振計が12.5パスカルの空振を捉え、地震計も揺れを観測した。
湾を挟み桜島の西にある気象…