四国電力伊方発電所=2024年9月9日、愛媛県伊方町、宮沢崇志撮影

 四国電力は7日、定期検査中の伊方原発3号機について、原子炉内の中性子の量を測定する装置からのデータが表示されない不具合が続いているとして、7日夜にも原子炉を停止する、と発表した。公表区分に基づき、県も同様の発表をした。

 不具合が見つかったのは、炉内核計装装置で、今回の定期検査で取り換えた計装盤に数値が表示されない状態という。四国電力はこの不具合について2日に発表し、原因を調べるとしていたが、確認作業が長引く見込みのため、原子炉停止を決めたという。同社は原子炉内の状況は、炉外の装置で確認できるため安全性に問題はないとしている。(宮沢崇志)

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